ゴアテックスのアウターは値段が高くて、まだ手を出せていない人もいるかと思いますが、キャンプやアウトドアをこれからも続けるのであれば、ぜひ1着持ってみてほしい!!
ということで、この記事では、ゴアテックスの特徴とアウトドアシーンから普段使いまで幅広く着られる、デザイン性の優れたお洒落なゴアテックスマウンテンパーカー(ジャケット)を紹介します。
値段の安い順に紹介するので、予算と相談しながら見てみてください!
もくじ
ゴアテックスとは?

ゴアテックスという防水の素材を各アウトドアメーカーが作っているわけではなく、すべてこのアメリカの会社で製造された素材(ゴアテックス)を使用しています。
ゴアテックス製品には100%すべて、黒いハングタグが付けられて販売されています。
これはWLゴア&アソシエイツ社が定めた厳しい基準に合格した証でもあり、簡単にはつけられません。
ゴアテックス製品の値段が高い理由は、WLゴア&アソシエイツ社が唯一のゴアテックスを提供できる会社で、信頼したメーカーにしかゴアテックスを使った製品の開発を許可しないからです。
ゴアテックスのここがスゴイ!
防水性能

この孔のサイズが絶妙で、水よりは小さく、水蒸気よりは大きいため、雨は通さず汗でこもった空気は外に逃がす「防水透湿」を実現しました。
アウトドアショップでゴアテックスのレインウェアやマウンテンパーカーを触ると、かなり薄い生地で「これで本当に完全防水なの?」と疑問を持っていし合いますが、そもそも水を通さない素材なので穴が開かない限り完全に防水です。
今や100均やコンビニにビニールカッパが売っていますが、あの手のカッパは水も空気も一切通さないので、1度汗をかいてしまうと耐えがたい不快さに襲われますよね。
1度ゴアテックスのマウンテンパーカーを着ると、100均やホームセンターのレインウェアには戻れません。
10年使える耐久性

ゴアテックスのマウンテンパーカーやレインウェアの防水性が失われる原因は、主に「穴」が開くことです。
転んだりどこかにひっかけて物理的に穴をあけてしまうとそこから水は浸水しますが、ゴアテックスという素材自体が劣化して浸水することはないそうです。
ゴアテックスのレインウェアやマウンテンパーカーで最も多い浸水原因は経年劣化によるシームテープの剥がれです。
シームテープとはゴアテックスの生地どうしを縫い合わせている縫い目に沿って貼られた防水シールのこと。
ウェアの内側(体側)を見るとテープが貼られているのが一目瞭然でわかります。
レインウェアなどを作る際には必ず生地どうしを縫い合わせる必要があり、縫うためにはどうしても針で糸を通しますよね。
この穴からの浸水を防ぐために、シームテープを強力に圧着して防水性を保っています。
ゴアテックス自体は半永久的に防水性を保つのですが、シームテープは時間の経過と皮脂の付着などによって劣化し、浮き始めて最後には剥がれてしまいます。
筆者の経験上、使用頻度にもよりますが5年使うとフードや首のあたりのシームテープが浮き始めます。
どのメーカーのゴアテックスのマウンテンパーカーを着ても首のあたりから浮き始めます。
これはマウンテンパーカー着用時に、素肌が触れることが原因だと思われます。
シームテープに汗や皮脂が直接触れることによってテープの劣化を急速に早めてしまうのです。
定期的に洗濯をして、ネックゲーターやバラクラバで素肌が直接生地に触れないよう工夫をすることでシームテープが剥がれるまでの期間を数年単位で伸ばすことは可能です。
抜群の携帯性
ゴアテックスのレインウェアは非常に軽量で携帯しやすいものが多いのが特徴です。特にmont-bellなどの登山ブランドから発売されているゴアテックスウェアは、収納袋に丸めて入れるとポケットサイズになるものも多いです。
コンパクトに携帯できて軽いというのは、全てのアウトドアのどんなシチュエーションでも有利になるので重宝します。
筆者はバイクのツールバックにmont-bellのゴアテックスレインウェアを常に収納して、突然の雨や風に対応できるようにしています。
【予算別】おすすめゴアテックスマウンテンパーカー
【3万円以下】おすすめゴアテックスジャケット
mont-bell レインダンサージャケット

mont-bell レインダンサージャケット Men`s
定価:¥22,550(税込)
ややゆとりのあるシルエットなので、寒い時期にはジャケットの下に厚みのある中間も着用しやすくなっています。ゴアテックス ファブリクスを使用したマウンテンパーカーの中でもトップクラスに価格が安いのが特徴です。
ゴアテックスのマウンテンパーカーの上位モデルにストームクルーザーがありますが、主な違いは生地の厚さによる重量です。
ストームクルーザーの方が薄く軽いので携帯しやすいですが、生地の丈夫さはレインダンサーの方に軍配が上がります。
1gでも軽くする本格登山やトレイルランニング以外の使用であれば、レインダンサーの方が安くて丈夫なのでおすすめです。
レインダンサー・ストームクルーザーともにレディースモデルあります。
アディダス ADICROSS GORE-TEX RAIN. RDYジャケット

adidas ADICROSS GORE-TEX RAIN. RDYジャケット
定価:¥27,500(税込)
小雨から土砂降りまで対応できる完全防水のゴアテックスジャケットで、意外と周りの人とも被らないのでおすすめです。
プラスチックゴミ ゼロを目指すアディダスの取り組みの一つをカタチにした、100%リサイクル素材で作られたアイテムでもあるので環境にも優しい1着です。
Marmot ゴアテックスニカジャケット2

Marmot ゴアテックスニカジャケット2
定価:¥29,480(税込)
極めて優れた透湿性と耐久防水性と高い防風性を備えたレインジャケットです。
スタッフサック(収納袋)付で携行性にも優れたアイテムです。
ミズノ ゴアテックスグラウンドジャケット

ミズノ ゴアテックスグラウンドジャケット ユニセックス
定価:¥29,700(税込)
持ち運びに便利なスタッフサック付きのレインウエアで、携帯性にも優れています。
激しい雨にも耐えうる耐水性や、ムレを低減する透湿性を高い水準で実現しているので、カバンに入れておけば急な激しい雨でも大活躍です。
GORE社でもっとも厳しいとされる「GOREストームテスト」をクリアした防水設計のジャケットです。
【4万円以下】おすすめゴアテックスジャケット
SALOMON OUTLINE GORE-TEX 2.5L

SALOMON OUTLINE GORE-TEX 2.5L
定価:¥35,200(税込)
サロモン独自のAdvancedSkin Dry テクノロジーは、雨風や雪を完全にシャットアウトしながら内側にこもる湿気を放出し、快適さを保ちます。
フードは頭にフィットできる「アジャスタブルフード」を採用しています。
より豪雨・防風に対応できる上位モデル(下で紹介)もあるので予算と使用シチュエーションに合わせてチョイスしてみてください。
カラーはブラックのほかにイエローとライトグリーンがあります。
ホグロフス ゴアテックス リムジャケット

HAGLOFS ゴアテックス リムジャケット
定価:¥39,600(税込)
コンパクトさと軽量な点から低山登山やトレイルランナーに人気なゴアテックスジャケットです。
スマートなシルエットなのが特徴です。
【5万円以下】おすすめゴアテックスジャケット
The North Face マウンテンライトジャケット

THE NORTH FACE マウンテンライトジャケット Men`s
定価:¥41,800(税込)
ノースフェイスのゴアテックス(GORE-TEX) を採用した防水シェルジャケットです。
表地には耐久性の高い70デニールリサイクルナイロンを表生地に使用し、やや長めの着丈で保温性を確保しているので1年を通して着用できるゴアテックスマウンテンパーカーです。
フロントジッパーはダブルフラップ仕様で防水性を高めているので、バイクのレインフェアをしても着用できます。
若干作りが大きめなので、使用用途によっては1サイズ小さいものを選ぶといいかもしれません。
Amazonのレビュー欄に購入者の身長・体重・体格とサイズ感を詳しく買いてくれているので、購入を検討している方はチェックして見てください。
街使用メインなら1サイズダウンで、アウトドアやレインウェアとしての使用がメインなら普段着ているものと同じサイズといった感じいいかもしれませんね。
アディダス テレックス XPLORIC GORE-TEX レインジャケット

Adidas テレックス XPLORIC GORE-TEX レインジャケット
定価:¥42,900 (税込)
上で紹介したゴルフ向けの安価モデルよりも運動量の多いシチュエーション向けのジャケットでありながらスマートなシルエットなのが特徴です。
脇のしたのジッパーなどや調節可能なフードが標準装備されたいるので、アウトドアでもガシガシ着られる1着です。
MILLET グランモンテII ゴアテックス ジャケット

MILLET グランモンテII ゴアテックス ジャケット
定価:¥49,500 (税込)
実はゴアテックスを使ったマウンテンパーカーを世界で初めて制作(1977年)したブランドでもあります。
アウトドアブランドのゴアテックスジャケットはレイヤリングをして真冬の厳しい寒さにも対応することを前提としているので、もっさりとしたシルエットになりがちです。
ミレーのゴアテックスジャケットは、ヨーロッパらしいスタイリッシュなシルエットであるのが特徴なので、タウンユースでもお洒落に着られる一着です。
カラーは深緑とブラックがあります。
【7万円以下】おすすめゴアテックスジャケット
Patagonia メンズ・トリオレット・ジャケット

Patagonia メンズ・トリオレット・ジャケット
定価:¥59,400 (税込)
防水性/透湿性/防風性を備えた丈夫な3層構造のゴアテックス®ファブリクスはリサイクル・ポリエステル100%素材を表面に使用しています。
Patagoniaのゴアテックスジャケットの中では最も安価なモデルです。
カラーバリエーションが5色あるので好みに合わせてチョイス可能な点が嬉しいです。
※アマゾンで取り扱い無し
MAMMUT クレーター 4 HS フーデッド ジャケット

MAMMUT クレーター 4 HS フーデッド ジャケット
定価:¥60,190 (税込)
また耐久性・撥水性だけでなく通気性にも優れており、500gと非常に軽くコンパクトに収納できます。
フードはヘルメットにも対応しているので、登山などにも着用できるモデルです。
DESCENTE ゴアテックス シェルジャケット ZC

DESCENTE ゴアテックス シェルジャケット ZC
定価:¥66,000 (税込)
スキーウェアから始まったブランドでもあるので、グローブをしながらでも開閉可能なジッパーや脇下の熱を放出するためのジッパーなど運動時でも快適に過ごすための工夫が盛り込まれたゴアテックスジャケットです。
厚手のミドルレイヤーと組み合わせることを前提としているのでゆったりとしたシルエットが特徴。
オーバーサイズ気味のファッションが好きな方におすすめの1着です。
アークテリクス ベータ ジャケット

Arc’teryx ベータジャケット
定価:¥68,200 (税込)
表面素材に80デニールの生地が施されているので耐久性に優れています。
アルファが本格登山向けに対して、ベータはハイキングやキャンプ、トレッキング向けな性能と値段設定です。
余計な装飾がなくてアークテリクスらしいシンプルでカッコいいジャケットです。
【7万越え】おすすめゴアテックスジャケット
SALOMON OUTLINE 3L GORE-TEX

SALOMON OUTLINE 3L GORE-TEX
定価:¥71,500 (税込)
サロモンらしい、シャープで洗練されたデザインで普段使いから本格アウトドアまでどんなシーンで着用してもクールに決まるゴアテックスジャケットです。
パタゴニア メンズ・パウスレイヤー・ジャケット

Patagonia メンズ・パウスレイヤー・ジャケット
定価:¥101,200 (税込)
軽量なリサイクル100%のゴアテックス・プロ・シェルの表面素材はコンパクトに収納でき透湿性に優れ、バックカントリーの奥深くでも最高レベルの耐久性と防水性を提供してくれます。
脇の下にはベンチレーションジッパーがあり、汗をかいたときは開けることで素早く熱を外に放出できます。
レイヤリング次第で1年を通して着用できるゴアテックスジャケットです。
※amazon・楽天で取り扱い無し
アークテリクス アルファ ジャケットウィメンズ

Arc’teryx アルファ ジャケット
定価:¥118,800 (税込)
過酷な環境にも耐えられるよう、摩耗しやすい箇所には補強生地が入っています。
Hadronというアークテリクスが独自に開発した耐久性に優れた素材を採用したゴアテックスジャケットです。
普段使いだけではもったいないほど機能性に優れたジャケットですが、街で着てもおしゃれな1着です。