筋肉トレーニング。略して「筋トレ」皆さんは筋トレのデメリットについて知っていますか?
実は筋トレとはとても恐ろしいものなのです。
筋トレはある種の病気です。
「筋トレ メリット」とインターネットで検索したら山ほど検索結果があります。
しかし、筋トレには初心者や未経験者には想像もつかないデメリットがたくさんあるのです。
ここでは筋トレのメリットについては一切触れません。デメリットだけを紹介します!
これから筋トレを始めようとする人も、もう既に筋トレをやっている人も必見です。手遅れになる前に筋トレは辞めてください。
筋トレを6年間続けてわかった筋トレの恐ろしさを紹介します。
気になる方は6年間筋トレをして私に起こった変化も見てみてください。
筋トレを続けると現れる年数別症状
もくじ
「筋トレ歴0〜3ヶ月で現れる症状」
鏡の前に立ちがちになる
これはかなり初期に見られる症状です。
筋トレ後に鏡の前に立ち、自分の二の腕や腹筋を凝視します。
症状の重い人だと、ボディービルダーのようにポージングをしだします。
ジムの更衣室、家のお風呂の鏡、家の窓の反射、など様々な所で自分の裸を見ているのです。
しかし、安心してください。ここまでであれば”まだ”助かる道はあります。
8割の人は3ヶ月経つ頃には筋トレの事なんて頭から忘れて、平穏な日常生活を送っています。
筋トレを始めた人間に絶対に言ってはいけない言葉があります。
特にこの時期(筋トレ歴0〜3ヶ月)の人には絶対に言ってはいけません。
それは..
「なんか筋肉付いてきたんじゃない?」
です。
この言葉は禁句です。この言葉を聞いたとたんにトレーニー(筋トレにいそしむ者)は火が付きます。
今まで以上に、ジムへと通うことでしょう。
後にどんな恐ろしい事が待ち受けているかも知らずに…
「筋トレ歴6カ月〜1年で現れる症状」
以前着てたシャツが着れなくなる
これは筋トレ歴6ヶ月〜1年程で現れる症状です。
例えば、今年の夏に筋トレデビューをしたとします。
来年の夏には今着ているシャツは着れなくなっている事でしょう。
着れたとしても不自然な程にパツパツになり、筋肉をアピールしたがっている脳みそ筋肉マンに見えます。
しかし、所詮はシャツです。小さくなって着れなくなったのであれば、新しく買えば済む話です。
実は、この症状の1番恐ろしい点は別にあります。
それは、服が着れなくなったことを喜ぶことにあります。
パツパツになり、シャツが張り裂けそうな程にまで成長した大胸筋をみて
「成長したな!」
と喜ぶのです。今まで買った服があらかた着れなくなり、本来であれば落ち込むところを喜ぶのです。
あなた、あるいはあなたの周囲のトレーニーにこう言う方はいませんか?
「筋肉つき過ぎて去年の服着れなくなっちゃったよ〜」
一見、同情を誘っているように見えるかもしれませんが違います。
目をよく見てみてください。
実は喜んでいる事が窺えるでしょう。
実はここまでくるともうほとんどの人が手遅れになっています。
「筋トレ歴1〜2年で現れる症状」
タンパク質に目がなくなる
筋トレ歴1年を超えたあたりから、やたらと「タンパク質」という言葉を口にしだします。
彼らの多くは学校や職場にプロテインを持参しているはずです。
そして、コンビニに行けば手当たり次第に栄養成分表を見るのです。
その姿は血肉に飢えたゾンビの如しです。
ここまでくると彼らを救うのは不可能です。
死ぬまで筋トレという呪縛から解き放たれる事はありません。
命ある限りジムに行き続ける事でしょう。
生活の中心が筋トレになる
筋トレ歴1年ほどになると、もちろん筋トレが習慣化しています。
それどころか筋肉の事しか考えなくなっています。
1年ジムに通い続けた事で徐々に、筋肉が脳を支配しだしているのです。
例えば、何か用事ができて、ジムに行けなくなるととても不機嫌になります。
たかだか1日ジムに行けなくなっただけで、親に叱られた子供のように不機嫌になります。
そして、たいがいのトレーニーは口を揃えてこう言います。
「今日は胸の日だったんだぞ!」
地球上の90%の人はこの言葉の意味がわかりません。
それでいいのです。
しかし、稀にこう返すマッチョがいます。
「胸の日だったのか!それはツイていないな(T-T)」
ここまでくるとさらに意味不明ですよね。何がツイていないのか、そもそも胸の日とは一体何の日なのか。
日常生活でこのような人間に出会ったら近づかない方が無難でしょう。
あ、この人たちは病気なんだ。
そう思ってください。
「筋トレ歴2〜3年で現れる症状」
筋肉痛でない事に恐怖を覚える
先に言っておきますが、ここから先の話は筋トレ未経験や初心者には理解しようとしてもできるものではありません。
これは2年目を超えたあたりから現れる症状です。
トレーニーは筋肉痛でない事に、我々には想像もつかないほど大きな罪悪感と恐怖を感じます。
どういうわけか、昨日の自分を責めるのです。
「なぜもっと追い込まなかったんだ」
と。
そして、早くジムに行きたくて仕方なくなります。
ジムに行く事で頭がいっぱいになっているので、この時のトレーニーは他の事は一切手につかなくなっています。
何を言ってもから返事しか返ってこないでしょう。
周囲の人は早くジムに行かしてやるのが懸命です。
体温感覚がバグる
筋トレを2年以上続けたトレーニーはほとんどの者が1年を通して半袖です。真冬だろうと、台風だろうと。
筋トレを2年以上続けると筋肉量は当初と比べて飛躍的に増えています。筋肉量が多い人間は代謝が良く、体温が高いことが科学的に証明されています。
なのでマッチョにエアコンのリモコンは渡さないことをお勧めします。
隙あらば部屋を極寒にして皆さんを凍死させかねません。
熱くもないのにマッチョが薄着なのも、やたらとタンクトップを着たがるのも仕方がないことなのです。
決して己の筋肉を見せびらかしたいわけではありません。
というふうにマッチョは口をそろえて言います。
たしかに私も筋トレを始めて暑がりになりました。しかし、筋肉を見せびらかしたい気持ちは全員が少なからずあります。
これは確実にあります。
「筋トレ歴3〜5年で現れる症状」
筋トレの目的を見失う
筋トレ歴3年を超えると、初めて筋トレを始めた当初の目的を完全に見失っています。
試しに、筋トレ歴3年を超えるトレーニーが近くにいたらこう問うてみてください。
「あなたはなぜ筋トレをするのですか?」
と。
大半のトレーニーは明確な答えを返さないでしょう。
女性にモテたくて初めたはずなのに、4〜5年経つ頃にはモテるどころか、女性に引かれる程の体になっています。
もう自分がなぜ筋トレをしているのかもわからない状態に陥っているのです。
目標も目的もなく筋トレだけをしています。
なぜ定期的にジムに行き、ハードなトレーニングをしてプロテイン1日何杯も飲むのか自分でもわからなくなっています。
ここまでくると完全に脳は筋肉に支配されています。
病状は末期に突入したと言って良いでしょう。
この状態の彼らから筋トレを取り上げる事は不可能です。
もし取り上げる事に成功したとしても、マグロが泳ぐ事をやめると死ぬように、トレーニーもすぐに弱って死にます。
それほどまでに彼らの体と頭は筋肉に取り憑かれているのです。
筋肉と会話をしだす
筋トレ歴3年を超えたあたりから一部のトレーニーは筋トレ中に自分の筋肉と会話をしだします。
その姿はまるで気の狂ったサイコ野郎に見えるかもしれませんが安心してください。周りに危害を加えることはありません。
彼らには本当に筋肉の声が聞こえているのです。
筋肉とは毎回限界を超えて成長していくものです。
トレーニーの多くは限界かどうかを筋肉に尋ねます。
例えばアームカールをやっている時は、上腕二頭筋に向かって
「あと1回イケるよな!?」とか「あきらめるな!」
といった感じで語りかけます。彼らにとって筋肉は手塩にかけて育てた我が子同然なのです。
あ、大丈夫ですよ。ここに書いてある事がまったくわからないのであればあなたは正常です。
「筋トレ歴5~6年目に現れる症状」
ここまでくるとある種の悟りの境地に達したと言っていいでしょう。
ジムでは”主”的な存在となり、率先して初心者にアドバイスや指導を行うようになります。
一見すると害のない安全な生き物に見えますが騙されてはいけません。
色鮮やかで美しい虫ほど恐ろしい毒を持っているものです。
筋トレを始めて5年を超えた者は、新たな感染者を産み出す感染源といっていいでしょう。
己の筋トレだけでは飽き足らず、他人に筋肉の素晴らしさを説くようになります。
しかし耳を貸してはいけません。ほんの少し気を許しただけであなたも取り込まれてしまいます。
彼らは筋肉で全ての事が解決できると思っています。
危険ですので一定の距離をとって生活しましょう。
彼らの前で「筋肉」や「筋トレ」といった言葉は発さないのが無難です。
間違っても「筋トレに興味がある」などと言ってはいけません。
必ず取り込まれてしまいます。
「筋トレ歴7年目現れる症状」
風邪をプロテインで治せるようになる
筋トレ歴が7年目にもなるとプロテインでたいていの風邪を治せるようになります。
病院に行くのに時間を使うくらいなら、プロテインを飲んでジムに行きます。
逆に言えば、プロテインを飲むのをやめると体調を崩す体になっています。
「プロテインこそが万能薬!!」
って言いだしたら温かい目で見守ってあげて下さい。
まとめ
どうでしたか?筋トレの恐ろしさがお分かりいただけたでしょうか?
冒頭でも触れましたが、私は筋トレ歴6年です。完全なる感染者です。
この記事を書いている今現在も一瞬気をぬいただけで、意識が筋肉に奪われ、ジムに足を運ぼうとしています。
ジムにしばらく行けなくなると禁断症状がでるし、四六時中筋肉の事で頭がいっぱいです。
筋トレとはそれほどまでに中毒性が高く恐ろしいものなのです。
感染力こそ低いものの、一度ハマった者は死ぬまで筋トレに取り憑かれます。
しかし、不思議なことに、トレーニーには自分が病気である自覚がありません。
それどころか筋トレが生きがいとなり、楽しい人生を送っています。
私は命尽きるその瞬間まで、筋トレと共に歩んで行く覚悟がです。
そのためにいろんな事を犠牲にする事になるでしょうが、これがトレーニーの人生です。
最期はベンチプレスで押し潰されてこの生涯を終えるつもりです。
みなさん
これだけのデメリットを聞いても筋トレを始めますか(続けますか)?
始める(続ける)のであればあなたは最高のトレーニーになることでしょう。
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