指先がかじかんで思うように動かない…そんな時に活躍するのがリストゲイターです。
この記事では、リストゲイターの魅力や選び方、使用場面を解説して機能性抜群のおすすめリストゲイターをアウトドアブランド中心に紹介します!
そもそもリストゲイターとは?
リストゲイターとは、手首周りを覆って保温するアイテム。「指無し手袋」や「指空き手袋」などさまざまな呼び方がありますが、正式名称はリストゲイターです。意外と知名度の低いリストゲイターですが、実はかなり頼もしい防寒グッズなんです。手の平と甲を冷たい風や雪から手首を守り、指先に暖かい血液を送ることで体温を維持する役割を果たします。
素材はフリースやウール、ニット、ストレッチ性の高い化繊が主流です。
リストゲイターの使用場面

- 登山やハイキング:防寒対策として手元を保温し、冷たい風をシャットアウト。
- キャンプ:冬場の焚き火や食事準備時にも手首をしっかりカバー。
- スポーツ・ランニング:動きやすさと暖かさを両立し、パフォーマンスをサポート。
- 日常使い:通勤・通学時や、手袋を使わない軽作業時に最適。
リストゲイターは指先が露出しているので、釣り糸を結んだりスマホやカメラの操作などの細かい作業もお手のものです。
また、蒸れない構造なので普通のグローブのように汗をかいても臭くなりにくいのもリストゲイターの魅力の1つです。
リストゲイターの選び方
キャンプやアウトドアなどで使うリストゲイターを選ぶ際に注目すべきポイントは以下の3つです。使用シチュエーションを想定しながらじっくり選んでみてください!素材で選ぶ

- フリース素材:軽量で暖かく、肌触りが良い。
- ウール素材:保温性が高く、汗冷えしにくい。登山や冬場のスポーツ向き。
- 化繊素材:伸縮性があり、フィット感抜群。動きの多いシーンにおすすめ。
使用シチュエーションを想定しながら選ぶといいでしょう。
動きの激しいシーンで着用する場合はウール素材がおすすめ。ただし、ウールの商品は高額なものが多いのでせっかくお金をかけるなら指までしっかり守るグローブにお金をかけたいところ。
すでに暖かいグローブを持っている場合やプレゼントにはウールのリストゲイターは最高のチョイスと言えるでしょう。
機能性で選ぶ
- サムホール付き:親指を通せる穴があると、手の甲まで暖かく、動きやすい。
- 防風・撥水加工:風や雨を防ぎ、過酷な環境でも快適に使用可能。
リストゲイターは指先を出して作業効率を上げつつ暖を取るための防寒グッズでもあるので、必ずしもサムホールが良いというわけでは無いことを覚えておきましょう。
③ デザインで選ぶ
リストゲイターはシンプルなものからアウトドアテイストのものまでデザインが豊富です。記事の厚さによって上着の中にしまえたり、外に出したりなどコーディネートも変わってきます。自分のウェアやライフスタイルに合わせて選びましょう。
アウトドアでも使えるおすすめリストゲイター10選
日常だけでなく本格アウトドアでも使えるおすすめのリストゲイター10選を紹介します!素材や生地の機能性を見比べながらお気に入りのリストゲイターを見つけてみてください。
リストゲイターはアウトドア好きの人でも意外と持っていなくて、サイズ選びも簡単なのでプレゼントにも最適ですよ!
THE NORTH FACE|イージーハンドウォーマー

サイズ | S、M、L |
素材 | リサイクルフリース |
カラーバリエーション | 8種類 |
サムホール | 有り |
薄手の生地なので、PC作業からロープワークまでどんなに細かい作業の時も邪魔にならずに集中することができます。
サムホールが空いているリストゲイターですが、薄手生地なので上下を反対にすれば5本の指全てを出したリストゲイターとして使用できるのが秀逸。

この商品より厚手のリストゲイターが欲しい場合は次に紹介する素材がダウンのモデルがおすすめ。
THE NORTH FACE|ヌプシハンドウォーマー

サイズ | F |
素材 | 生地:ナイロン 中わた:650フィルパワー高品質ダウン |
カラーバリエーション | 5種類 |
サムホール | 有り |

NANGA|マウンテンロッジダウンリストゲイター

サイズ | S・M |
素材 | 生地:10Dナイロン 中わた:ポーランド産グースダウン 93-7% (860FP) |
カラーバリエーション | 4種類 |
サムホール | 有り |
生地は軽量な10Dナイロン、掌側はオーロラテックス®生地を重ねて耐久性をアップしています。サムホールから親指も出せるので、スマホなどの操作時に便利になっています。薄手のウール手袋との重ね付けやサムホールを通さず使用することもおすすめします。

保管時には2つを連結させて失くさずに保管できるように連結フックがついているのも嬉しいポイント。片方だけどこかに行った!というアクシデントを防げるのはありがたいです。
モンベル|メリノウールプラスパームウォーマー

サイズ | M・L |
素材 | メリノウールプラス |
カラーバリエーション | 3種類 |
サムホール | 有り |
モンベル独自の「メリノウールプラス」は吸放湿性に優れ、防臭効果の高いメリノウールに速乾性に優れたポリエステルの混繊糸を使用したハイブリッドの素材です。
ウールの欠点でもあるチクチク感を解消した滑らかな独自素材のメリノウールプラスは、多くの登山家も愛用する確かな素材です。

グローブをレイヤリングで暖かくするという新しい発想は流石のモンベルです。Amazonや楽天では購入できないので注意してください。購入できる場合も定価より高額(転売商品)なことが多いです。
モンベル|クリマプラス200 ミトン

サイズ | XS〜X L |
素材 | クリマプラス® 200 |
カラーバリエーション | 3種類 |
サムホール | 有り |
保温性の高い中厚手のフリース素材で、適度なボリューム感が特徴です。細かく密集した繊維が体温を逃さず閉じ込めるので、軽量ながら高い保温性を備えます。
ミトン型のリストゲイターで、作業をする際には5本の指全てを出すことができます。フリース素材ながら、ミトンタイプになっていて指通しが独立しないので保温効果は抜群。
ダウンタイプのリストゲイター並の暖かさにも関わらず、嵩張らずに耐久性にも優れた良いとこどりのアイテムです。

Patagonia|ベター・セーター・グローブ

サイズ | XS〜X L |
素材 | フリース |
カラーバリエーション | 4種類 |
サムホール | 無し |

指を出してもプラプラして邪魔になるなんてことはありません。チクチクしないリサイクルポリエステルを使用していて、肌触りが良くチクチクしない生地感になっています。

ブラック・ホワイト・ブラウン・グリーンの4色展開されていて普段使いしやすい落ち着いた色が嬉しいですね。
HOUDINI|パワーリストゲイター

サイズ | S・M・L |
素材 | ポリエステル57%、ナイロン33%、エラステン10% |
カラーバリエーション | 5種類 |
サムホール | 有り |
通気性が高く、激しい運動をしても汗を効果的に発散してくれるので、登山者やバックカントリースキー、トレイルランニングでも相性者が多いリストゲイターです。
薄手で滑りが良いので、アンダーグローブとして利用すれば、保温性は抜群にアップします。

暖かさよりも作業性と手の保護を重視したリストゲイターなので、冬はランニングなどの激しい運動時以外はアンダーグローブとして使用するのがおすすめです。
フォックスファイヤー|エクストリームハンドウォーマー

サイズ | S・M・L・XL |
素材 | ポリウレタン100% |
カラーバリエーション | 4種類 |
サムホール | 無し |
エクストリームハンドウォーマーは釣り人のために開発されたリストゲイターで、手のひら全体がオープンになっています。
風や水を通さないポリウレタン加工を施したストレッチ性のある表地に、毛足の長いボアフリースを採用しているので風に強いのが特徴。

野生動物の撮影で長時間じっと待機して動物が現れた瞬間にカメラを操作する場合などにも最適なリストゲイターです。
Axesquin Modified|ポーラテックハイロフトグローブ

サイズ | S・M |
素材 | フリース |
カラーバリエーション | 3種類 |
サムホール | 有り |
ポーラテックハイロフトグローブはアメリカ製のフリースを使用していて毛足の長い柔らかな肌触りが特徴。


暖かさとお洒落を重視したい人におすすめのリストゲーターです。
YETINA|アンタークティカ リストゲイター

サイズ | FREE |
素材 | アクリル62%、ポリエステル19%、ナイロン13%、ウール4%、ポリウレタン2% |
カラーバリエーション | 5種類 |
サムホール | 有り |
リストゲイターの名前の由来でもあるアンタークティカ(Antarctica)は「南極」を意味する単語で、抜群の保温性の高さを示しています。

毛玉ができる素材であることをメーカーも販売ページに記しています。暖かさを追求すると毛玉が発生する素材に行き着くというのがYETINAの答えだそうです。
毛玉も経年劣化として楽しみながら愛用して、気になる場合は毛玉カッターで取り除くように推奨しています。

かなりの暖かいリストゲイターなので運動量の少ないアウトドアや雪国への旅行などで活躍するでしょう。
リストゲイターは見た目より暖かい!

特に指先を使った作業性を重視するようなシチュエーションや、運動量の多い場面では大活躍します。薄手のリストゲイターは真冬の極寒期はインナーグローブとしても使用できます。
なかなか自分では買わない防寒グッズでもあるので、プレゼントしても喜ばれるでしょう!
ホームセンターなどで売っているリストゲイターはチクチクしたり、サムホールが突っ張って痛くなることも多いので、アウトドアブランドのものがおすすめです。
見た目よりもずっと暖かいリストゲイターを活用して寒い冬を乗り切りましょう!