様々な機能を持ったポータブル電源が発売されていますが、その中でも注目すべきなのが「充電速度」。
ポタ電の進化は目まぐるしく、1時間以下でフル充電できるモデルもあります。
この記事では、充電速度が速いポータブル電源のトップ10をランキング形式でご紹介します。
ポータブル電源の充電速度が重要な理由
ポータブル電源の充電速度は、ポータブル電源を選ぶ際の大きなポイントです。充電するのに一晩かかるようではいざという時に活躍できずに終わってしまいます。特に以下のようなシーンで大きなメリットがあるので、使用シチュエーションが当てはまる人はぜひ最後まで読んでみてください。
- 急ぎの外出や災害時:短時間で充電が完了することで、すぐに使い始められる。
- 長期のアウトドア:頻繁に充電できない環境でも、効率的な運用が可能。
- エコな使い方:ソーラーパネルで短時間で充電ができるモデルは、環境にも優しい。
ポータブル電源の容量(Wh)の選び方
まずポータブル電源の容量を選ぶ際には使用シチュエーションを想定してみてください。週末のキャンプで使うためのものなのか、災害時に自宅で使用するのを想定しているかによって必要な容量(Wh)は変わってきます。必要な容量クラスの選び方
ポータブル電源を選ぶ際の容量と使用用途を表にまとめました。1泊2日のキャンプ程度であれば、700Whクラスのポータブル電源で十分です。もちろん使用する電化製品(電子レンジや電気毛布など)によっては1000〜2000クラスが必要です。
災害時に家の家電を動かしたい場合は2000Whクラスのポータブル電源を持っていると安心です。
クラス(容量) | 用途 | 例 |
---|---|---|
300Whクラス | 軽量コンパクトで日常使いに | Anker PowerHouse 289Wh |
700Whクラス | 車中泊やキャンプ | BLUETTI EB70S |
2000Whクラス | 災害対策や大型家電に対応 | EcoFlow DELTA Pro |
スマホの充電だけなら大容量のモバイルバッテリー

アンカーのAnker 347 Power Bankの容量は40000mAhとモバイルバッテリーとしては最大級の容量で、iPhone 14を約7.5回、Galaxy S22を約6.8回、MacBook Airを約2.6回満充電することが可能です。
スマートフォンやキャンプ用のヘッドライト程度の充電しか想定していない場合は、リュックに入れて移動もしやすいサイズ感の大容量ポータブル電源も視野に入れてみてください。
ポータブル電源 充電速度ランキング ベスト10
ポータブル電源の充電速度ランキングベスト10を紹介します!災害時や長期の車中泊旅でもタフに使える2000whクラスポータブル電源を中心に選抜しました。同一の商品の「低容量モデル」も販売されているので1000whクラスが欲しい人も参考になるランキングになっています。
10位 EcoFlow RIVER 2 Pro

- 充電速度:フル充電まで70分
- 充電方式:AC高速充電、ソーラー充電、車載充電対応
- 容量:768Wh
- 特徴:小型軽量ながら高速充電が可能。短時間での充電が求められるシーンに最適。
キャンプや車中泊・ポータブルバッテリーのサブ機として使用するにちょうどいいサイズ感と機能性のポータブルバッテリーです。EcoFlowアプリを使用することでリモートで管理およびモニタリングすることができます。スマホ上で充電レベルの表示、設定のカスタマイズ、充電速度の調節などを簡単に行うことができます。
768Whとポータブル電源の中では「低容量モデル」にはなりますが、70分の速さででフル充電にできるハイスペックさが魅了的なので紹介しました。
9位〜は2048Whの大容量モデルのポタ電を紹介していきます!
- 思ったよりコンパクト
- 女性が片手で持ち上げれる重さで、停電の時の使いたい電気が使えるのが良い
- 早く充電完了出来るのが良くて車内泊にも便利

9位 アイリスオーヤマ PS2000AA-W

- 充電速度:フル充電まで5時間
- 容量:2048Wh
- 重量:28.4kg
- 特徴:日本メーカーの安心感があり、コストパフォーマンスに優れる
700Wと2000Wの2種類の容量が販売されていて、どちらも5時間でフル充電になります。

災害時にもすぐに手元を照らせるLEDライト付きで、UCBとタイプCポートがそれぞれ2口に加えて6個のACコンセントが搭載されています。
フル充電までの時間は5時間ですが、レトロなデザインに一目惚れする人が多いポータブルバッテリーです。

8位 Goal Zero Yeti 1500X

- 充電速度:満充電まで3時間
- 充電方式:AC充電、ソーラー充電対応
- 容量:1516Wh
- 特徴:大容量ながらも比較的早い充電速度を実現。環境に優しい設計が特徴で、ソーラー充電との相性が抜群。
専用アプリ「Yeti App 3.0」を活用すれば、どこからでも電力使用量を最適化できます。電源のリモート操作やリアルタイムの消費電力通知機能も搭載されています。

7位 BLUETTI AC200MAX

- 充電速度:フル充電まで2.5時間
- 充電方式:AC充電、ソーラー充電、車載充電対応
- 容量:2048Wh
- 特徴:ソーラー充電性能に特化しており、最大900W入力で効率的。アウトドアや非常用として高い人気を誇る。


6位 SuperBase Pro 2000

- 充電速度:フル充電まで約2時間
- 充電方式:AC充電、ソーラー充電対応
- 容量:1,440Wh
- 特徴:業界初の「4G IoT接続」に対応したスマートモデル。充電速度もトップクラスの性能を誇る。
SuperBase Pro 2000の容量は1,440Whと1位〜3位までのポータブルバッテリーよりも低容量ながら2時間で満充電にすることが可能です。

ZENDUREスマートフォンアプリをインストールすることにより、4G回線/Wi-Fiに接続し、遠距離の操作、モード変更、更に位置情報による盗難防止など様々な設定ができます。
SuperBase Pro 2000は既に製造が終了しているので、購入する場合は在庫限りになるので注意が必要です。

5位 Anker PowerHouse 767

- 充電速度:0-80%まで約1時間40分(満充電は2時間)
- 充電方式:AC高速充電、ソーラー充電対応
- 容量:2048Wh
- 特徴:Ankerの独自技術「HyperFlash充電」により、短時間で充電完了。堅牢なデザインと耐久性も魅力。
女性1人が運ぶには重すぎますが、大きなキャスターが付いているのでキャンプ場などでは使いやすいでしょう。 世界初GaN (窒化ガリウム) 搭載していてより長時間の電力供給が可能。PowerHouse 767は同容量帯の製品より約100Wh分長く家電を利用できます。

またPowerHouse 767家族や友人など大人数で利用可能な13ポートを搭載し、13台まで同時に充電・給電が可能です。
バッテリーの安全性を証明する最も厳しい試験と言われる「釘刺し試験」に合格していてリチウムイオン電池の中でも特に高い安全性を誇るので安全性重視の方にはとてもおすすめです。

4位 Jackery Explorer 2000 Pro

- 充電速度:フル充電まで2時間
- 充電方式:AC高速充電、ソーラー充電、車載充電対応
- 容量:2160Wh
- 特徴:高効率なMPPTコントローラー搭載でソーラー充電もスピーディー。Jackeryの信頼性が魅力。
Jackeryのポータブル電源 2000 Proの満充電に必要な時間は2時間です。ソーラーパネルでの充電時間も早いのが特徴で、同社製品のソーラーパネルを6枚使うことで、2.5時間でフル充電できます。
前面にはライトが付いていてアウトドアや災害時には何かと便利。月3回程度の使用であればこのポータブル電源の寿命は20年だそう。

公式サイトでユーザー登録をすることで、3年保証を5年保証にグレードアップできるのも助かります。

3位 FOSSiBOT F2400

- 充電速度:フル充電まで1.5時間
- 充電方式:AC高速充電、ソーラー充電、車載充電対応
- 容量:2048Wh
- 重量:22kg
アプリをインストールすることで電力使用量の確認や電源のオン/オフ切り替えることもできます。

Amazonでは定価よりかなり安く購入できるクーポン(50%OFFなど)が配布されているので、購入を検討する人はクーポン配布時を狙ってみてください。

2位 AFERIY ポータブル電源 2400

- 充電速度:フル充電まで1.5時間
- 充電方式:AC高速充電、ソーラー充電、車載充電対応
- 容量:2048Wh
- 重量:20kg

日本国内での安全試験にもしっかり合格していて、万が一不具合が発生した際は、カスタマーサポートが迅速に対応してくれます。

1位 エコフロー DELTA 2 Max

- 充電速度:0-80%まで約43分
- 充電方式:AC高速充電、ソーラー充電、車載充電対応
- 容量:2048Wh
- 特徴:驚異的な高速充電を実現する最新モデル。業界トップクラスの43分で80%充電可能で、緊急時にも安心。
DELTA 2 Maxは充電量が初期容量の80%になるまで約3,000サイクル充放電可能の長寿命を実現しています。これは単純計算でも毎日使って、約10年使えます。


ポータブル電源を選ぶ際は回収サービスも大切!
充電速度が速いポータブル電源ランキングベスト10を紹介しました。災害時やポータブル電源を長時間連続して使用したい場合は「充電速度」はとても大切なポイントです。最近のポータブル電源は性能が格段に上がって長寿命なモデルが多いですが、消耗品であるのは間違いない事実。使えなくなったポータブル電源を自宅に放置すると過放電による火災の危険もあるので必ず処分が必要になってきます。
自治体で処分すると数千円の処分費がかかってしまうこともあるので「回収サービス」があるメーカーのものを選ぶのも長い目で見るとお得なチョイスになります。
大体のメーカーが会社へ送る「配送料」を負担するだけで回収してくれますよ!
使用シチュエーションを想定して自分に合ったポータブル電源を見つけてくださいね!